アークナイツ: 4-10までクリア、雑感
特に注目していたわけでもないんですけど、割と話題になっててちょっと触りたくなったので触ってみたという経緯。某所を参考に4-10を抜けました。大体2週間くらいか。
4-10は現在解放済みの常設メインストーリーのラストステージで、簡単に言うとボスが即死をガンガン撃ってくるヒエヒエクソババア。かなりヒリつきながらクリアしました。サイレンスとガヴィルしかヒーラーを育ててなかったので、大急ぎでアンセルを育てて使ってるのが目に見えてわかるな。
攻略とかこのゲームの見どころとかは探せば無限に出てくると思うので、あくまで自分が触れた感触を少ーしだけ。
ゲーム性
私はタワーディフェンス系のゲームの経験がほとんどないんですけど、総じて純粋に楽しんでプレイできていたはず。
難易度は結構シビアで、キャラ育成に加えてユニット(このゲームでは「オペレーター」)配置、撤退を真面目に管理しないと随所で詰まる。複数回攻略に失敗したステージとかも普通にあって、そこで炊いてからのクリアの爽快感みたいなものはちゃんと感じられた気がする(失敗するとスタミナは返ってくるのでそこは安心)。なお、一回完全クリアするとそのステージはその配置が記憶されて自動周回が可能になる。
このゲームが云々というより、タワーディフェンスって「試行錯誤して攻略する楽しさ」と「ソシャゲに不可欠な自動周回」をナチュラルに両立しうるので、ソシャゲとして成立しやすいという強みがあるんだなという発見があった。
ストーリーと世界観
詳しい話はもっと別のところで見るなり自分でプレイするなりしてくれという感じですけど、「源石」及び「鉱石病」を巡る抗争・紛争・テロリズムみたいなものが主であり、一貫して暗くて重め。といってもまあソシャゲっぽさを大きく逸脱するような奇抜なストーリーというほどではなく、特にしんどくもない感じの適度な暗さかなという印象だった。
そういう意味では、過度に期待して触っても求めるものには出会えないという気がするが、少なくともよくわからんソシャゲにありがちな「IQ-2億の人間が書いたんですか?」みたいなテキストに遭遇することはないのでそこは安心。少なくとも攻略失敗してる時に「さっさと続き読ませてくれや~」と思ったりもしたので、苦行でないとは言えると思う。
なお、やっぱりというかなんというか、助詞が不自然だったり持って回った文章になっていたりと、どうしても翻訳の面で完璧とまではいってないな、というのは感じた。まあ初期のアズールレーンのヤバいテキストとかに比べたらはるかにマシだし、なんならこの前読んだ某ライトノベルの校閲ミスよりも気にならない程度なので、目くじらたてて読まなければ全然気にならないと思う。
ガチャ効率、キャラ育成
艦これ系の系譜宜しく、求人アイテムと金を突っ込んで一定時間後に採用が可能な「公開求人」と、いわゆるガチャの「人材発掘」の2択が存在する。まあ前者だと全然高レアキャラは引けないし、当然ガチャ限キャラもいるのでそこは優しさではない。
オペレーターのレアリティは☆1~☆6で、☆6の人材発掘での排率は2%。石もかなり集まりづらいので、高レアキャラを集めるだけで結構な苦労のあるゲーム、という認識でよさそう。(低レアのダブりで拾える「資格証」での交換もあるのでガチャだけというわけでもないっちゃないが)
ただ、攻略をするだけなら別に低レアでも全然いけるように割と意識して設計されているっぽい。私の4-10攻略も初期所持キャラの☆2ノイルホーン入ってるしな(クオーラリスカムしか重装がいなかっただけなんだけども)。
ちなみに高レアレティキャラの育成は莫大という言葉でも足りないくらいに資金と素材を要する。このゲーム、全体的にゲーム内資材の要求量がめちゃくちゃ多い。
基地
いわゆる「ルーム」システムなんだけど、このゲームのルームはロドスの戦略基地という趣であり、基地自体も強化していく必要がある。「建築材を集めて基地を補強し、発電所を準備して、製材所で資材を生産し、貿易所で売る」というのが概ねの構図であり、超簡易的なシミュレーション系の様相である。難しく考える要素があるわけではないのでゲーム性としての面白さはないが、こういう都市シミュみたいなのって割と見てるだけで楽しいわよね~。
キャラクター
見た目は適当にググってくれや。世界観的にブリンブリンに露出するソシャゲ特有女がほとんどいなくて、割といい塩梅なんじゃないですか。弱そうな女がほとんどいないので私は嬉しいです。
小括
オススメ、という話ではないんだけど、触って損した感じはなかったので、気になってる人間は触って損しないんじゃないかなと思います、という記事でした。
私は惰性でソシャゲを続けるのが得意(最悪)なので多分しばらくやってると思いますが、単純に「特に金を入れずにそれなりの難易度とストーリーのタワーディフェンスが遊べる」という点を見て、暇つぶしに触るのもアリなんじゃないでしょうか。おしまい。